皆さん、こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。

今回は、「無思考型いじめ」が継続する背景と対応策について述べます。

なお、いじめの分類については、下記のブログを御参照ください。

先生、それは教師同士のいじめですよね?➀
先生、それは教師同士のいじめですよね?➁

さて、上記の➁で詳述した「無思考型いじめ」ですが、端的に言えば、「『自身のこだわりポイント』で激高して、考える間もなく他者を攻撃する」というものです。

熱しやすく冷めやすいです。よって、継続しにくいものとして、以前のブログでは紹介しました。

ただ、あることと結びついてしまうと継続したいじめに発展することがあります。

その件について、以下に述べていきます。

「馬鹿にされた」との思い込みと結びついたら厄介

こだわりポイントが自身のアイデンティティと結びついている場合は、非常に厄介です。
「そのこだわりポイントを意のままに通せなかった=馬鹿にされた」との認識につながるからです。

「馬鹿にされた」という身勝手な思い込み

ここでのポイントは、相手が馬鹿にしようという意図が無かったとしても、「馬鹿にされた」と判断してしまうということです。
そして、「自分を馬鹿にするなんて許せない」と怒りのボルテージは上がっていきます。

自分が基準なわけです。

具体的な例を挙げてみます。

飲み会で

飲み会の席で、ビールをついでくる先輩教師、いますよね。若手教員が自らつぎに行くこともあるでしょう。

そこで、酒を断った場合、「俺の酒が飲めないのか」と激高する。

これ、今でもいますよ。

また、つぎにいかなかった場合。

「あいつは、なめている。異動してきたばかりなのになめている」となったりもします。

酒の席で自分の意のままに状況が動くことで、自分の存在感を示してきた方がこうなります。

恋愛沙汰で

教師も人間です。職場結婚も多い方でしょう。よって、職場恋愛も多い。

そうなると、成就しない恋愛もある。

その成就しなかった場合・・・

男性、女性の片方が、元恋人に辛く当たり出すということもあります。

「あの女(男)は私を振った。許せない」などと。

そして元の恋愛対象の男性(女性)が自分以外の女性(男性)と付き合い始めるや否や、その人をも攻撃するといったこともあります。

公私混同

事実の事例で代表的なものを二つ挙げました。

負の感情を抱いた者がどのような行動をとるか・・・。

勤務中、職務に関するコミュニケーションが必要な場合も、執拗に無視することです。そして、時間を問わないいじめに発展していくこともしばしば。

時には取り巻きを加えて執拗にいじめます。

これ、完全な公私混同です。

幼稚です。

しかし、事実です。

自分の感情をコントロールできずに、場を考えずに犯罪行為であるいじめに手を染める者が後を絶ちません。

公私混同して職務を遂行できない者は、教員に限らず、その場にいることは不適切です。

このような私怨に基づく幼稚ないじめは、とにかく初期対応が必要です。本当に初期の初期であっても、戒告、訓告とはいかないまでも、管理職が面談をして事実関係を把握する必要があります。

証拠を管理職がつかんでいるのであれば、口頭注意が必要です。

なお、管理職が加害者の場合は、行政からの指導が必要でしょう。

傍観していては変わらない

実際は、いじめの加害者は数多くいるにもかかわらず、周囲は見て見ぬふりか、管理職も注意しようともしないことが多いです。

しかも、「大人なんだから、被害者も自分で声を上げるべき」などと被害者の責任の一端を遠回しに主張する者すらいます。

また、主張せずとも、そのような意識があるからこそ、見て見ぬふりをしてしまうと言えるのかもしれません。

声を上げたら、次は自分がターゲットになるかもしれない。だから、声を上げられない。

その気持ちは分かります。

しかし、直接的に声を上げなくとも、できることはあるはずです。

例えば、いじめの存在を書いた匿名のメモを管理職の机上に置くなどです。

その際に、筆跡が分からぬようにパソコンを使用すれば良いではありませんか。

仲間が痛めつけられているのです。

多くの先生方は、見ていて、また、聞いていて良い気持ちはしないと思います。

幼稚で執拗で残酷ないじめを、初期段階で叩き潰しましょう。

SNSで隆盛な匿名。

しかし、いじめ撲滅等に生かすことの方が、有益な匿名の使い方だと思います

当然、匿名でなくとも良いのです。直接、報告してもいいですし、加害者と対決しても良いのです。

とにかく、同僚いじめがまかり通る職場は正常ではありません。

いきなり、同僚いじめの発生を防げなくても、初期に潰すことはできます。

その積み重ねが、「いじめは人権侵害であり犯罪である」という土壌を作っていくのだと、私は信じています。

先生方、どうか、一緒に考えて、より良い職場をつくっていきましょう!!

同僚いじめの相談、ためらわずに御一報ください