こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。本日は、自分を信じることの意義について述べたいと思います。自分を信じることの大切さを改めて確認できたのは、サッカーワールドカップがきっかけでした。
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人は如何様にも言う。だから、自分で自分を信じる
周囲は安全地帯から、色々なことを言います。それにいちいち反応していたら、心身ともに参ってしまいます。教師として、日々、子どもや保護者に向き合っている先生方、自信をもってください。自信を持つとは、自分を信じることです。本ブログでは、具体的な批判内容とそのかわし方、自信の持ち方について述べたいと思います。
感情優位の無思考型の批判の数々
ロシアで開催されたサッカーワールドカップでは、大会前に監督の交代劇。そして、親善試合の結果を見ただけでN新監督の批判のオンパレード。そして、予選でのGKのK選手のミスを批判する声はSNSや新聞に並びました。その立場に立ったことのない人たちによる、感情むき出しの批判。批判というより、「なじり」といった方がよいかもしれません。
家庭や仲間内で言うだけなら、まだ良いのかもしれませんが・・・。。誇張して報道するメディア、SNSで拡散する人々・・・。そのスピードと規模は凄まじかったように思います。何かに挑戦する人々を、感情だけで批判するのを聞いたりするのは気持ちの良いものではありません。このようなことは、以前もありました。
メジャーへの道を開拓した野球選手
日本人初のメジャーリーガーではありませんが、メジャーで大活躍した最初の日本人でありその道を開拓した野茂英雄氏。彼も、前例が少なかったこともあり、無謀と思われて、数々の批判、いえ、非難が起きました。その場所に立ったことのない人々から。
言わずと知れた大選手も
かのイチロー選手も、メジャー挑戦を表明した際、数々の非難を浴びました。メディアも面白おかしく書きたてました。「通用しない」などと、これもその場に立ったことのない人々からの声でした。
笑顔なき挑戦者
国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手に至っては、批判と非難を受け止めて、メジャー挑戦の記者会見で「裏切り者と言われると思いますが」と言葉にしました。
身近にある高いところからの批判と非難
教師として仕事をしていく中でも、安全な場所からの感情に任せた無思考型の批判等はあります。行動している以上、避けられないようにも思います。
授業に関するもの
例えば、授業中に指名しても答えられない児童生徒がいたとします。答えが出るまで待っていたとする。そうすると、授業が進みません。それに対して、「融通が利かない」などと言われるかもしれません。しかし、授業開きで、授業の進め方の確認をする中で、「何か答えなければ、そのまま待ちます」という約束をしていた場合、ここで答えを待たずして進むことの方が問題です。しかも、この批判が、たまたま通りがかりにその場面をみただけで言われたものなら、全く意に介する必要はありません。沈黙が続いた場合、答えられるまでヒントを出すことや、選択肢を与えるなどの工夫があるような状況を見ずして、一部を切り取って非難しているわけですから。
学校運営に関する批判
管理職が何か新しいことをやろうとすると、詳細を聞くことなく反対をする人がいます。「今まではそのようなことはしてこなかった」、「本校には合わない」という感じです。しかし、新しいことは初見であることは当然です。そして、やってみなければ合うかどうかなど分かりません。トップダウン反対!と叫ぶ背景には、仕事をしたくない気持ちが見え隠れしています。まずは、詳細を聞いてから、反対意見を言うにも客観的にいかないと・・・。
部活動に関する批判
大体、前年度と比べて、部活動の回数や時間が長くなると、陰でいろいろと言われます。それで結果を残したとしても、「教師のエゴだ」、「生徒は嫌がっている」などと嫉妬めいた声も聞こえてきます。全国大会、インターハイなどで結果を残す教師の中には、少なからずこのような経験をしている方がいます。
自分を信じる
サッカー日本代表も野茂選手もイチロー選手も、松井選手も批判、非難を凌駕するものをもっていました。それは、自分を信じる力です。自分の人生の中で、自分がどれほどの努力をして目的達成のために邁進しているかを知っているのは誰か。それは、自分です。他者が何と言おうと、自分は自分の取り組みを信じましょう。
先生方も、自身の子どもたちに対する思い、職場改善に対する思いを自身が最もよく分かっていると思います。だから、安心して自分を信じてください。自分を信じることができればぶれません。
自分中心で行きましょう!
批判や非難を受けた際に、それを心の中に入れると心が折れそうになります。そのような際には、どうか自分のやってきたことを思い出してください。外野の声に付き合うほど、あなたは暇ではありません。感情に任せた批判や非難に潰されるほど、あなたの想いは弱くありません。批判や非難が聞こえてきたら、自分中心に軸を持ってください。「自分はこのようにやる。目的を果たす」と。
自分を信じることが自信
「自信」と言うと、堂々としているという様子と結びつきます。ただ、それは、最初に「自分を信じた」結果として、堂々とした態度があるのです。自信満々の人がいたら、聞いてみてください。「あなたは、何を信じていますか?」と。
実践を積み重ねること
自分を信じて自信を持つために必要なことは、実践を積み重ねることに尽きます。イチロー選手も、
小さいことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと思っています
と言っています。先生方も日々の実践を積み重ねています!その実践に自信を持ってください。
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