皆さん、こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。

先日、イチロー選手が引退しました。ぶれない芯をもち、孤高を貫く姿に多くのことを学びました。

今回はイチロー選手が残した言葉で印象深いものを紹介した上で、職員室に渦巻く「笑い」について考えていきたいと思います。

努力を笑う文化あり

学校には文化があります。正しさよりも「ムード・雰囲気」に支配された文化がある職場もあります。そこに異議を唱えれば、笑われる。そう、かのイチロー選手も自身の歴史を「笑われてきた歴史」と語っています。
今回のブログでは、学校に渦巻く「笑い」の文化を述べ、笑われた時にとるべき行動について御提案します。

為しえていないことは「笑い」の対象

イチロー選手は日米通算安打数の世界新記録を更新した後の記者会見で、以下のように語っています。

「子供の頃から、人に笑われてきたことを常に達成してきた自負はあります。小学生の頃、毎日練習して近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』と笑われた。悔しい思いもしましたが、プロ野球選手になった。米国に行く時も『首位打者になってみたい』と言って笑われた。でも、2回達成した」。

お分かりのように、プロ野球選手でもなくメジャーリーガーでもない人々が笑うのです。

自分ができないことは、人もできないと思っているのです。

仕方のないことですが、それで嘲笑じみた笑いを浴びせるのはいかがなものでしょうか。

イチロー選手は不断の努力でそこをひっくり返してきました。

学校文化はどうでしょうか?

同じように、自分ができないことを笑うのでしょうか?

いいえ。

学校の「笑い」文化の特徴は、「自分がやりたくないこと」を進める同僚を嘲笑、攻撃する傾向があるように思います。

部活動、補習、学級通信、学年通信、保護者会での取り組み、受験前の取り組み、就職試験前の取り組み・・・

とにかくルーティンからはずれたことを、チームで取り組むことを嫌う文化が根強い学校があります。

私も嘲笑じみた笑いは何度も受けてきました。

初任校では、寄宿者に入舎している生徒に休日出勤した際に勉強を教えたら、つまみだされました。他の児童生徒は休日に自宅に帰ることができますが、私が勉強を教えた生徒は複雑な家庭事情で帰ることはできませんでした。

そこで、自分にできることをやろうとしたら「NO」だったのです。寄宿舎指導員からは感謝されましたが・・・。

別の学校では、教師いじめをやめさせようと動いたら、「やめておけ」と制止されました。

専門職であり人間では?

それは、倫理的かつ道徳的な理由などではなく、「スタンダード」になったら困るという理由です。面倒なのでしょう。

人間なので「面倒なことはしたくない」という気持ちは理解できます。

思うのは自由。ただ、それを出す場所、出す相手を考える必要があるのではないでしょうか?

人間は、「面倒くさい」と思う生き物であるのと同時に、課題に対し「何とかしなければ」と思う生き物でもあると思います。

社会人であるまえに人間として、目の前の課題をできる範囲でやること。それを強要するつもりなどないし、言ってもやらない人間はいるのも分かります。それが「守られた組織」だということも分かる。

しかし、「勝手な行動」とみなされたら、容赦なく潰しにかかる・・・これは、いかがなものか。

このような職場ありますよね・・・。

「教師が健康であることが第一だ!」という雄たけび。

そりゃそうです。

同意します。何の反論もありません。

しかし、教師いじめを止めさせに動くことは、動いた人間の健康を損なうのでしょうか?

学年通信を輪番で年に数回書くことが、長時間労働の温床になるのでしょうか?

「同僚のため」、「児童生徒のため」という言葉は、そこまで教師を追い詰めるのでしょうか?

教師の職責は誰のために果たされるのでしょうか?

なんて考えても、時は流れるばかり。周囲の思うつぼですね。

行動はムードを凌駕する

私たちはイチロー選手にはなれないかもしれません。

しかし、彼と同じ行動を取ることはできます。

強固たる芯をもち、小さな行動を積み重ねること。

それが、努力をあざ笑うムードを凌駕していくと、私は考えています。

とにかく続けること。

私は続けることができなかった。

現職時代、教師いじめをなくすことができなかった。

その後悔もあり、停滞した現状、ムードを越えようとして当たり前の実践を積み重ねる先生方を応援したいのです。

野茂英雄氏もメジャーに行く時は笑われた。しかし、彼は行動して継続し、結果を残した。そして、道ができた。

イチロー選手は野手としてのメジャーリーガーの道を作った。

ライト兄弟は航空機の礎を作った。

エジソンは電気の・・・

笑われても続けること。それが道を開くのです。

「続ける」・・・

シンプルですが、実践は難しい。

だからこそ、できることを続ければ良いのです。

嘲笑の渦にいる先生方へ

幼児児童生徒のため、同僚のために動き、嘲笑われて逆風の中にいる先生方。

先生方の実践、行動の継続が教育を教育たらしめるています。

笑われ、嫌味を言われたら、「フッ」と笑ってその場を去りましょう。

時間がもったいない。

そして、また続けてください。

必ず流れは変わります。人事異動等かもしれませんし、生徒たちの発言かもしれないし、保護者の発言、意外な同僚の発言かもしれない・・・

必ず潮目は変わります。

行動し続けるところに道はできる!

イチロー選手が証明したのは、まさにそのようなことだったように思います。
同僚からの嘲笑に苦しむ先生方、御相談ください

メールマガジン「学校の理不尽に負けない!教師の在り方 5日間無料メール講座」