こんばんは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。季節外れの寒さが続きますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?さて、今日はこの寒さに掛けて、私が「寒い!」と思ってきたことを書きます。それは、「教師の世界のルール」についてです。不文律と言ってもよいでしょう。

真面目な教師を苦しめるもの

教師の世界には、「何を言うか」よりも「誰が言うか」、「論理」よりも「ムード」で決まる寒い(興ざめな)慣習があります。これは、本では勉強できません。理想に燃えて1年目を迎えた新規採用教員の中には、これで参ってしまう人もいます。まず初めに、その例と問題点を挙げます。そして、そのような慣習が強い職場での身の振り方を述べていきます。ぜひ、参考にしてみてください。

「私が言うから正しいの」

職場で発言力をもっている教師が、大体どこにでもいます。その人たちが、「私の経験では・・・」、「この学校のやり方は・・・。」という言い方をしていたら、かなり危ないです。正しいかどうかを述べていないからです。倫理的な正しさという意味ばかりではなく、幼児・児童・生徒の実態に合っているかどうか、社会情勢に合っているかどうかという正しさも含みます。前者のズレはあまりありませんが、後者のズレは多いです。発言の中には、「私が正しい!」という言葉にならないメッセージが込められています。

ここで、若手教師が別の案を民主的に提案しても、大体、かみ合いません。キョトンとした顔で見られて、流されて終わり・・・。このような経験をした先生方、お気持ちを察します。経験年数という物差しでのみ「下」に見られているのですね。辛い状況ですね。

ここでの問題は、この発言がまかり通っているということです。「私の経験では・・・」発言が、若手教師が来る前から許されてきたことです。発言は自由です。だからこそ、一部の教師の意見のみではなく、若手教員の意見とて尊重されなければなりません。これまで、何も言えなかった周囲の教師たち。どのような気持ちだったのでしょうか。

言っても無駄

おそらく、そのような職場であっても、最初は多様な意見が出ていたと思います。しかし、「言っても無駄だな」、「揉めたら面倒くさい」という雰囲気が充満していったと考えられます。周囲のことを考えない教師の姿勢は、他の教師のやる気を削ぎ、職場を衰退させていきます。

そうして、周りが何も言わなくなれば、「私の経験では・・・」発言の教師は、居心地が良くなり職場に居続ける。一方、それに嫌気がさした教師は異動していく。新たな教師が入ってきても、身勝手発言の洗礼を受けてやる気をなく異動していく・・・。悪循環が止まらなくなるのです。このようにして教師集団は組織ではなくなっていきます。

情熱は浮く

組織の体をなさない集団に情熱がある教師が入ると浮きます。ある意味、このような教師も「面倒くさいのが来たよ」と思われてしまいます。仕方ありませんね。見ている先、考えている内容、志の高さ、・・・全てが違うのですから。かみ合うわけがありません。いくら正論を説いてみたところで、「馬の耳に念仏」といった感じになってしまいます。

ここで、教師の情熱を消さないために必要な考え方があります。それは、「情熱は浮く。しかし、拡散する」ということです。確かに、「誰がいうか」、「ムード」で物事が動いていく学校では、情熱は浮きます。しかし、浮くからこそ、目立つのです。そもそも目立つために「違和感」として浮くのですが・・・。目立っているということは、他の教師の目にも触れやすいということです。

さて、このような状態でどのように動くか。「サイレントマジョリティー」を探すのです。嫌気がさして諦めムードが充満していても、必ず「情熱」に反応している教師はいます。ただ、最初は反応なので、「君のような教師を待っていたよ」などとはっきりと言ってこないことが多いです。「おっ。この先生はちょっと違うな。何か、流れが変わるかも」といった考えになっていると思います。

反応を示している教師を探す行動に出ましょう!一つの方法として、会議前に、「私は〇〇については△△と思うのですが、どう思われますか」などと軽く聞いてみてください。それに対して、好意とまではいかなくとも、はっきりとした答えを返してくれる人は、少なくとも「情熱」を敬遠していません。動かなければゼロです。動けば何かが変わります。情熱が冷めないうちに行動しましょう。

まとめ

「ムード」優先の寒い不文律を打ち砕くのは、行動です。別に確固たる信念や、確固たる情熱を意識的に持つ必要はありません。ただ、子どもたちのために必要なことは何か、という問いを立てて、行動をしてください。最初は、あなた一人での辛い行動になるかもしれません。しかし、必ず、「物言わぬ賛同者」がいます。そして、私がいます!遠くからですが応援しています。私は、一人でも行動を起こすという先生方が孤独に陥らないように応援し続けます!届きますように。