こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。今日は、学校の理不尽について。理不尽なことは、人生にはつきものですね。その理不尽を経験してこそ強くなる、というのはよくあることです。ここでは、理不尽にも種類があることを示していきたいと思います。
許される理不尽と許されざる理不尽
まず、許される理不尽があります。例えば、初任者で健康で、学校の近くに住んでいる独身の先生を想定します。この先生は自由で、多少の無理が利きます。このような先生(ここではA先生とします)への理不尽について、まずは考えてみます。
次に、許されない理不尽があります。それは、やるべきことをやらない教師による、普通に職務に取り組んでいる教師への攻撃です。これら二つを具体的に述べます。そして、後者は病休者を生む要因の一つとなっている見過ごせない問題ですので、対応策についても述べます。
これって理不尽ではないんだな
前者の、許容される理不尽について。まず、大前提として、A先生が心理的な苦痛を感じていないとします。ある日、A先生は職場の先輩のB先生に声を掛けられました。「A先生さ、4月の土曜日って、予定ある?」と。
A先生:「何もなくて、暇です!」
B先生:「そうか!だったら、保護者有志で、学校の花壇の整備をやってくれてるんだけれども、毎週手伝ってくれないかな?まぁ、ボランティアだけどね」
A先生:「いいですよ。やります!」
B先生:「ありがとう。初任者だし、いい勉強になると思うよ」
以上のような会話が交わされたとします。これは、A先生にとって、学ぶ機会になります。保護者と触れ合う機会はなかなかありません。土曜日ということは、もしかしたら父親も多く参加しているかもしれません。
学校の保護者会には、母親が参加される場合が多いと思います。それを考えても、A先生にとっては貴重な機会となるでしょう。私の経験になり恐縮ですが、このように、参加しなくても良い場に参加を促してくれる先輩教員には、大抵、意図があります。
前述したように、日頃会わない父親との交流の中で、何かつかんでほしいという思いもあるかもしれませんし、学校は教職員だけで運営していくものではない、と伝えたいのかもしれません。
さらに、このような先輩教員は、誘うだけではなく、自分も普通に参加していることが多いです。このような素敵な先輩教師に、初任者の時に出会えたら幸せだと思います。
さて、休日の参加しなくても良い活動に参加するように言われたこと、これは理不尽でしょうか。理不尽と言えば理不尽かもしれませんね。初任者であるがゆえに誘われた面が強いでしょうから。
しかし、その理由を考えれば、私は理不尽どころか、成長の機会だと思うのですが、いかがでしょうか。ただ、繰り返しますが、A先生が嫌がっていないことが前提です。先輩教師の皆さん、若手教師の性格を見抜いて、成長の機会を紹介していきましょう!
理不尽どころか・・・
次に、後者の、許されない理不尽についてです。C先生は、学校長が推進し始めた、アクティブ・ラーニングを数学の授業で校内で最初に取り入れ始めました。すると、先輩教師のD先生が・・・。
D先生:「そんな面倒なことやめてくださいよ?」
C先生:「私は面倒だと思いませんが」
D先生:「校長に気に入られたいの?」
C先生:「意味が分からないんですが?」
D先生:「とにかく、Cさんがやってしまうと、俺たちもやらないといけなくなるんだよね。今のままで十分、生徒には理解させられるよ」
D先生の考えは、C先生の教師としてごく普通の「生徒のために、より教育を」という向上心や責任感を踏みにじるものです。また、生徒の可能性も間接的に奪っています。
このような理不尽は、理不尽という言葉では足りません。このような状況になって、C先生が実践を続けたとしても、他の教師が続かないと思います。「自分も言われたら嫌だな」と思うからです。
そこは、勇気を出して動いていただきたいのですが、問題なのはD先生です。このような時は、感情的にならずに、撃退する必要があります。その方法を、以下に紹介します。
許されない理不尽には淡々と質問し続ける
C先生はD先生に対して、質問を重ねることが効果的です。
例)C:「なぜ、やらないんですか」
D:「面倒じゃん」
C:「D先生の職業ってなんですか?」
D:「・・・・。」 ※この時点で、逆上することも考えられる。
上記のC先生のような質問を、落ち着いて投げかけてみてください。まず、論理的な回答は返ってきません。批判することなく、相手を黙らせることができます。
しかし、現実的にはこのような光景は見られません。C先生のような立場の方たちは忸怩たる思いで、その場をやり過ごしていることが多いように思います。質問法でやりこめるのを周囲が見ていたら、勇気を出してC先生同様の指導法を試してみる教師が増えることでしょう。
そもそも、理不尽な言動をとってくる教師は論理破綻しています。そこに、言い返しても良いことはありません。自身の論路破綻を質問を使って自覚させるのがベターです。
まとめ
さて、当たり前のことを当たり前にこなす先生方が、理不尽な圧力と闘うには、結局は、闘わないことが良いです。情熱がある先生、実直な先生が、周囲から理不尽にも難癖をつけられたとします。
そのような時、どのような心情になるでしょうか。おそらく、相手に怒りを覚えつつも、「まだ足りないのか・・・。」、「もっと完璧にやってやる!」とさらに自身追い込んでいきます。これでは、自身の身がもちません。
すでに、そのような先生方は十分すぎるほど、子どもたちのために愛情を注ぎ、育んでいます。そこを認めてください。自分自身をあるがままに肯定的に見てください。まずは、そこからです。
当たり前のことすらやらない人(内部も外部も含めて)の意見は、無視です(心の中で)。あなたの時間、すなわち命は、あなたの崇高な目的のために使ってください。少し意識を変えるだけで、かなり楽になると思います。
ただ、今回のように夫が積極的に部活動指導に励んでいる場合は、コミュニケーションをとる良い機会として夫婦の関係を見直すことも必要だと考えます。
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