NLPの創始者はリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーです。二人は「心精神科医・ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ」、「心理療法家のバージニア・サティア」、「精神科医・催眠療法家のミルトン・エリクソン」の3人を研究していくことで、彼らが圧倒的な結果を出している理由を突き止めていきました。

そして、心理学と言語学を体系化したアプローチとして用いられるようになりました。

アメリカでは、心理療法分野から教育、スポーツ、ビジネス、政治の分野でも活用されています。オバマ元大統領などもNLPを学んで活用していた話は有名です。

人間は「神経(=五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚))」と「言語/非言語」の、脳での意味づけによって物事を認識し様々な体験を記憶しています。その認識や記憶は今までの人生体験に基づきプログラムされており、そのプログラムの通りに自動的(反射的、無意識的)に反応し思考・行動していると考えられます。

NLPはコミュニケーションを改善することに非常に優れていますが、その他にも嫌な記憶を消したりグルグル思考を止めることも簡単にできます。またベトナム帰還兵やボスニア・ヘルツェゴビナなどの紛争による重度のPTSDなどにも、とても高い改善率と有効性を示しました。その他、精神的な治療意外でも、今ではコーチング、スポーツコーチング、講演者などの間で幅広く活用されています。

NLPには大変優れたテクニックが数多くあり、対人関係を改善するためのチェアワークであるポジション・チェンジや自信を持てるようになるエクセレント・サークル、不安やギャンブルなどの依存症、拒食・過食などの摂食障害にも適応できる6ステップリフレーミングなどは短時間で優れた効果を発揮します。

自分の感情を抑えて我慢を重ねていくと、何らかの症状が出てきます。不快な状態から脱するために、「快」の感情が得られる行動をとりがちになるからです。その一つが、ギャンブルや過食です。

教師の場合も職場での過剰なストレスの中、代償行為としてギャンブルや過食に走ってしまうことがあります。これは、年齢や性別に関係ありません。

ただ、その行為自体が悪いのではありません。「快」を得たいと思うのは自然な感情なのです。

NLPのアプローチで、より適切なストレス解消や「快」の感情を得ることができるようになります。