皆さん、こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。

多くの先生方が、人知れず悩みや苦しみを抱えつつ、教師という仕事に取り組んでいらっしゃるいらっしゃると思います。

誰にも相談できない状態の方もいらっしゃると思います。

あるいは、誰かに相談しても納得のいく回答が得られず失望されている方もいらっしゃるでしょう。

私も、失望から絶望に陥った時期がありました。月平均150時間以上の残業が続いていた時です。

そんな心身ともにボロボロになっていた時に、私の救いになった出来事をもとに、「どんなに辛く苦しい状況であっても、決して一人ではない」ということを述べていきたいと思います。

話したことがない同僚が鍵となる

「誰も分かってくれない」と思っても、それは、自分が相談した相手や管理職、親しい間柄の教員だけの括りで考えていることが多いです。

学年も分掌も教科も部活も・・・、何一つ接点のない同僚のことは頭にない。そのような同僚が、実は自分のことをよく見ていてくれて、心の中では応援してくれているということがあるのです。

そのような同僚と接点をもち、話してみることから始めると良いと思います。

朝6時の会話

私が月150時間を超える残業をしていた時の状況は・・・

【1パターン目】終電まで仕事を続ける。

【2パターン目】
保育園にお迎えのために17:00過ぎに退勤 → 夕食・入浴・睡眠 → 再出勤(深夜1時くらいから) → 6時前まで仕事 → 一旦帰宅 → 食事等 → 保育園へ送り → 出勤・・・

が基本でした。

➁の場合、朝の6時にいったん帰宅する時に、私にとって大きな出会いがありました。

それは、介護の関係で時差勤務(出勤を早めて、退勤も早くする)をされている先生とお話ができたことです。

A先生としておきましょう。

私とは、学年も、教科も、分掌も部活も異なる、お話もしたことのない先生でした。

A先生は、介護のために、終わりの時間がが決まっています。現実は、教員の仕事はなかなか終わりが見えません。

よって、A先生も、朝は始発の電車に乗って来られていました。

そして学校に着く時間と、私が学校を出て一旦帰宅する時間が、職員室のところで交差したのです。

4月、初めて職員室で出勤されたA先生は、帰ろうとする私を見て怪訝そうな顔をされました。

1か月ほどして、A先生から声をかけてくださいました。

「平田先生。状況、お察しします。」と。

その言葉で、本当に救われました。

「大変ですね」、「なぜ、そんなことしているんですか」、「無理しないでくださいね」などの言葉ではなく、

「お察しします」という言葉で救われたのです。

「大変なのは分かっています」、「『無理をしないでください』と言っても、それは周囲の状況が大きく関わっているので、ちょっと違う」ということが、分かっていらっしゃったのだと思います。

 

また、A先生とて、本当はそんな時間に来る必要はないのです。7時30分に来れば良い。それでも、早く来なければ済まない現状がある。

お互いに、その状況が透けて見えたのでしょう。

私はそれまで関わりのなかったA先生に理解していただき、気持ちが大変楽になりました。

理解者は至る所に

その後、休憩時間等にA先生と話すことも、しばしばありました。

そこで分かったことは、A先生以外にも、私の状況を心配し、管理職に意見してくださっている先生が複数いらっしゃるということです。

自分の見えないところで、理解してくださる人が動いてくださっていることを知って、とても心強かったです。

同時に、「誰にも分かってもらえない」と勝手に決めつけていた自分を恥じました。

「誰にも~」というのは、イラショナル・ビリーフ(歪んだ信念)でしたね^^、

「誰(に)も~【否定語】」で頭が占められてしまうと、表情も曇りますし、ものすごく険しい表情になります・・・。

少なくとも私は。

これは、後々、同僚に言われました。反省です。

それでも、自分から「分かってください」とは言えないですよね。

では、どうすればいいか。

日頃接点のない先生と、世間話をしてみるのです。

他教科の先生に、その教科での生徒の様子を聞いてみたり、部活動が異なる先生に生徒の様子を聞いてみたり・・・

何でも良いのです。

そして、自分から、「実は、悩みがありまして・・・」と打ち明けても良いですし、もしかしたら、相手から「○○先生、何だか大変そうですね。大丈夫ですか」と言われるかもしれません。

後者のようなことは、実は数多くあります。

私の相談者の先生に、今回のような話をすると、

「あっ、そういえば、退職前の先生がここ最近、いつも話しかけてくれます・・・。でも、私はそっけなく返していました」とか、

「初任の先生から、『私にできることがあれば何でも言ってください。頼りないですが』と言われました。でも、『大丈夫』と返してしまいました」など、の事実が判明します!

悩んでいる中では、また、周囲に失望している中では、中々、冷静になれません。

仕方のないことです。

でも、自分が思うよりも、理解者というのは存在します。これは事実です^^

しかも、あまり接点のない先生が、鍵となることが多いですよ!

当然、親しい先生、同じ学年の先生が理解者であることもあります。

悩みを打ち明けるのは勇気がいります。しかし、先生は、もう十分に苦しまれたのではないでしょうか。

だからこそ、ぽろっと、こそっと、その辛さを打ち明けてみてください。

誰に?という点で迷いがあれば、じっくりとその点も御助言いたしますので御相談ください。

それでは、今回は、これで失礼します。