皆さん、こんにちは。先生のための働き方コーチ・平田洋典です。

神戸の小学校の教師が起こした事件。

明かな犯罪行為です。

しかし、初動が遅れた当該小学校と教育委員会。

そして、マスコミの学校叩きの始まり。

今回は、この悪循環を断つために必要な認識について述べます。

どの職種にも同僚いじめはある

全国の学校、全国の企業等にも同僚いじめは存在します。その認識を持つことから始める必要があります。

「組織の問題」と言って学校叩きに終始したところで膿は出ません。個人が起こした犯罪として法で厳正に対処することを積み重なて行くことが重要です。

ちなみに、私は以前から教師いじめに言及してきました。教師いじめの分類に関しては、以下を御参照ください。

※教師いじめの分類は下記を御参照ください。

先生、それは教師同士のいじめですよね?➀
先生、それは教師同士のいじめですよね?➁

組織としての責任が問われる時

組織としての責任が問われるのは、以下の場合です。

それは、同僚いじめの相談を受けたにも関わらず、報告や対策をとらなかった場合です。

これは、今回の小学校の校長も該当します。
また、私も経験があります。

管理職に報告しても「気持ちは分かりますが」、「そうは言ってもねぇ」とはぐらかす。

最低ですね。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

恐らく、問題を報告した場合、校長としての管理能力不足を指摘されて、何らかの処分が下されるを避けるためです。

このように考えると、行政もおかしいのです。

そもそも、加害教員を採用したのは、行政です。しかも、採用試験の際には、皆、良いところを見せようと必死です。

その時点で、「こいつは将来犯罪を起こす」などと分かりますか?

分かりませんよね。

よって、学校で問題が起きた場合、まずは、その加害教員を個人として法で裁くという姿勢が必要です。

校長が事実を把握していない時点で、校長を責めたところで、何の解決にもなりません。

個人の資質の問題

教師による同僚いじめを受けて、見て、相談に乗る中で、はっきりと言えることがあります。

それは、まず、加害者の教員としての資質以前に人としての資質を問う必要があるということです。

例を挙げます。

同僚いじめの中には、「若い女性教師のみを罵倒する」というものもあります。

事実です。

これは、ただ、「若い」ということが許せないのです。幼稚ですよね。

人として社会人として未成熟だと思います。

また、「既婚者のみを罵倒する」などもあります。

こんないじめを行う者が実際にいます。

残念ですが、社会人として組織で働く資格はないのではないでしょうか。

よって、「学校は終わっている」、「職員室カースト」などとセンセーショナルな表現でテレビ等で発言する「評論家」に煽られてはいけません。学校の問題ではありません

個人の問題です。

もし、広くとらえるのならば、社会全体でそのような人間を出してしまった原因を考える必要があると思います。

繰り返しますが、学校が叩かれる謂れはありません。

このようないじめは、どの組織にも存在します。

「お局様」という言葉もありますよね。

そのような表現でごまかすのではなく、名誉棄損や傷害罪として立件することも必要ではないでしょうか。

では、なぜ、そのような立件が少ないのでしょうか。

教師はまじめで耐える人が多い

教師は得てして、真面目な人が多いのです。

ここで言う「真面目」とは、近年世間が揶揄する真面目さではありません。

肯定的意味、本来的な意味での真面目さです。

児童生徒や同僚のことを思い、個人を出すことを控えるのです。

その姿勢が、同僚いじめの被害に遭った際にも出てしまうのです。

「私が我慢すれば済むこと」と。

私も経験があります。

若い女性教員を職員室で、時間に関わらず罵倒する教師に向かっていこうとしたとき、被害者の先生から、「大丈夫です。平田先生も嫌な目に遭いますよ」と。

そして、周囲の先輩教員も「やめとけ」という姿勢。

意味が分からず、管理職に訴えました。しかし、何も変わりませんでした。

そして、加害者はわがままをやり通して、悠々自適に退職までを過ごしました。

これが現実です。

仕返しをする者もいるかもしれません。

その点も告発をためらう理由かもしれません。しかし、そんなことを言っている場合ではありません。

被害者もそれを見ている第三者も、おかしいと思ったらすぐに上に上げていくことを常識としていく必要があります。

同僚いじめをあぶり出す時

幼稚な同僚いじめはどの職場にも存在します。

幼稚でありますが、被害者を追い詰めていきます。

このような現実を傍観するのではなく、しっかりと報告していく土壌をそれぞれの職種、職場で作り出していくことが必要なのです。

加害者を法の下で適切に処する。

組織云々ではなく、ここなんです。

今、膿を出し切る時です。

声を上げられない先生、また、他業種の方、お立場関わらず御相談ください。私も闘います!